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ジョイスとめぐるオペラ劇場

水声文庫

出版社名 水声社
出版年月 2015年6月
ISBNコード 978-4-8010-0100-8
4-8010-0100-9
税込価格 4,400円
頁数・縦 332P 20cm

商品内容

要旨

ジョイスにとって“歌に高められた人間の声は最高にして最も清らかな音楽の顕現”であった。ジョイスがいかにオペラの歌詞をわがものとし、『ユリシーズ』『フィネガンズ・ウェイク』に反映させたか。14のオペラを通してジョイスを考え、ジョイスを通してオペラを語る。

目次

第1部 ジョイスとオペラ
第2部 ジョイスと個々のオペラ作品(作曲家の生年順に)(モンテヴェルディ『オルフェオ』―葬送の歌
モンテヴェルディ『ポッペアの戴冠』―愛欲の見本図
モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』―カタログの歌
モーツァルト『魔笛』―フリーメイソン
ベッリーニ『夢遊病の娘』―「すべては失われ」
ベッリーニ『ノルマ』―「清らかな女神」
ドニゼッティ『愛の妙薬』―媚薬の効用
ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』―狂乱の娘
フロトー『マルタ』―「夢のように」
ヴェルディ『ナブッコ』―祖国愛
ヴェルディ『椿姫』―再生への願望
ワグナー『トリスタンとイゾルデ』―愛の死
プッチーニ『トゥーランドット』―謎かけ花嫁
シュトラウス『サロメ』―七つのベールの踊り)

著者紹介

宮田 恭子 (ミヤタ キョウコ)  
1934年、石川県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化修士課程修了。元玉川大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)