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マーケティングに使える「家計調査」 世界最大の消費者ビッグデータは「宝の山」だ

出版社名 講談社
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-06-219375-7
4-06-219375-2
税込価格 1,650円
頁数・縦 292P 19cm

商品内容

要旨

「ぎょうざ消費日本一」は宇都宮か浜松か。「納豆消費日本一」は水戸か福島か。眼鏡とコンタクト、価格戦略が成功しているのは?バーゲンセールの効果とは?奈良、東京、秋田、効果的な教育モデルはどこか?メディアでもよく取り上げられる「家計調査」。総務省がおこなっている、日本独自かつ世界最大の統計には、ビジネスにも、地域振興にも役に立つヒントが満載!人気エコノミストによる、新しいビジネスの教科書。

目次

第1部 経済理論をくつがえすデータ分析編(秋田の小学校教育がもつ投資価値の驚くべき高さ!―大学より小学校
「スタバではグランデを買え?」いや「カフェでは紅茶を売れ!」の時代
冬服バーゲンに成功すると、顧客は前月より高い価格の服を買う!
東京・京都のエンゲル係数が高いのはなぜ?食生活が豊かだから!
食パンの消費量が増えたのはなぜ?食パンが値上がりしたから!)
第2部 47都道府県庁所在市別食生活データ編

出版社
商品紹介

学力テスト1位秋田の経済価値。京都のエンゲル係数が高い理由――。人気エコノミストが膨大なデータから描く新しいビジネスの教科書。

おすすめコメント

【著者コメント】著者は、本書で取り上げた『家計調査』が大好きで、これまでも、自分の本のなかでくり返し取り上げてきました。他の先進国でも似た調査が行われていますが、消費者物価指数計算の基礎資料を得るためのもので、日本の『家計調査』は詳しさが図抜けています。最近はモノがなかなか売れないなかで、企業がマーケティングに使うために、いろいろとデータの活用が試みられていますが、民間のデータに目を向けなくても、日本政府が公費を使って実施している調査のなかに十分使えるものがあり、『家計調査』はそのひとつです。実際に、地域振興にうまく活用したのが宇都宮市で、餃子の消費量が1位であることを売り物にして、餃子の街として印象づけました。その後、浜松市と宇都宮市の餃子消費量1位争いは、速報がニュースとして報じられるまでになりました。しかし、このデータが示しているのはテイクアウトの餃子の消費量であって、お店で食べる餃子が美味しいかどうかを示してはいません。だから、宇都宮市は「うまく活用した」と言えるのです。そして、餃子のバトルでこんなに盛り上がるのなら、納豆の方がバトルは熾烈だと言えます。2014年の納豆消費量の1位は、「水戸納豆」で知られる水戸市でなく、福島市でした。福島市は果物のももの消費量でも1位で、震災と原発事故でダメージを受けた福島の地域振興のためにこれらのデータは役立つはずです。著者は、本書の原稿を書き上げたあとに脳出血で倒れ、最初は大阪の病院に入院していましたが、パンにバターでなく、マーガリンを塗るのは、大阪を中心とした関西圏の特徴です。ですから、病院の朝のパン食にマーガリンがついてきたときに、データ通りだと感じました。また、生産地として有名であるよりも、消費が盛んである方が、美味しい食べ方を知っていそうで、地元の人が本当にその食材を好きでいることがよくわかって、消費者としては安心できる感じがしませんか? 例えば、東北より北でブランド牛を育てている地域で、実際に牛肉の消費量が多い都道府県庁所在市は、山形市で、だから、山形県の米沢牛(山形牛)は美味しそうな感じがします。本書を通じて、マーケティングにも街興しにも使える消費者行動についてのビッグデーターー『家計調査』の面白さと有益さが、少しでも多くの人に伝わればと願っています。

著者紹介

吉本 佳生 (ヨシモト ヨシオ)  
1963年、三重県生まれ。エコノミスト。専門は金融経済論、生活経済学、国際金融論。NHK教育・総合テレビで21回(再放送をふくめると50回以上)放送された、経済学教育番組「出社が楽しい経済学」の出演・監修者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)