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ナチスと自然保護 景観美・アウトバーン・森林と狩猟

出版社名 築地書館
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-8067-1495-8
4-8067-1495-X
税込価格 3,960円
頁数・縦 293P 22cm

商品内容

要旨

19世紀後半以降、工業化と都市化が急速に進んだトイツで、郷土の自然の荒廃に立ち向かった人びとがついに勝ち取った、先進・画期的な法律が「帝国自然保護法」だった。ヨーロッパの森林政策、環境政策をリードするドイツ自然保護思想・運動のルーツをたんねんに辿り、第三帝国の自然保護の実像を鮮やかに描く。

目次

第1章 ナチス時代の自然保護主義者たち―追及されるべきは誰なのか
第2章 歪む愛国主義―ゲルマン民族にとっての「土地」
第3章 最高潮を迎えたドイツ自然保護―理想の実現に向かって
第4章 自然保護の可能性と限界―四つの事例
第5章 ナチスとの蜜月の終わり―それでも自然保護活動は続く
第6章 変貌を遂げた景観―ナチスが残したもの
第7章 継続と沈黙と―一九四五年以降の自然保護と環境政策
第8章 教訓―ナチス時代から学ぶ

著者紹介

ユケッター,フランク (ユケッター,フランク)   Uekoetter,Frank
2001年ドイツ、ビーレフェルト大学にて博士号、2009年同大大学教授資格を取得。2013年から英国、バーミンガム大学史学部准教授。2002年、ドイツ環境省の要請で開催されたシンポジウム「ナチスドイツにおける環境保護」に携わる
和田 佐規子 (ワダ サキコ)  
岡山県の県央、吉備中央町生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。夫の海外勤務に付き合ってドイツ、スイス、アメリカに合わせて9年間滞在。大学院には19年のブランクを経て44歳で再入学。専門は比較文学文化(翻訳文学、翻訳論)。現在は首都圏の4大学で、比較文学、翻訳演習、留学生の日本語教育などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)