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それでも神はいる 遠藤周作と悪

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-7664-2254-2
4-7664-2254-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 174P 20cm

商品内容

要旨

『沈黙』で世界的に知られる遠藤周作(1923‐1996)が没してまもなく20年となる。20代から「人間に潜む悪」に多大な関心を寄せ、それは晩年まで変わることがなかった。「遠藤周作の悪」を取り上げたはじめての遠藤周作論。

目次

第1章 それでも人間は信じられるか―遠藤周作とアウシュヴィッツ
第2章 「掌」の文学―信仰と懐疑
第3章 初期評論の世界
第4章 サドの存在―『留学』
第5章 『海と毒薬』の光と翳
第6章 『沈黙』―沈黙のなかの声
第7章 遠藤のイエス像―母なるキリストを求めて
第8章 『薔薇の館』―薔薇と復活
第9章 無名のひと―哀しみの連帯
第10章 悪のむこうにあるもの―闇と光の中で

著者紹介

今井 真理 (イマイ マリ)  
1953年、東京都生まれ。文芸評論家。聖心女子大学国語国文学科卒業、同大学院修士課程卒業。専門は日本近代文学・現代文学。日本ペンクラブ会員・日本キリスト教文学会会員・遠藤周作学会会員。2007年以降、町田市民文学館での「遠藤周作展」をはじめ、多くの遠藤周作企画展に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)