• 本

「女の子」という運動 ワイマール共和国末期のモダンガール

出版社名 春風社
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-86110-443-5
4-86110-443-2
税込価格 3,300円
頁数・縦 315,3P 20cm

商品内容

要旨

第二次世界大戦前のドイツでは、OLも女学生もレヴューダンサーも、「女の子」(M¨adchen)と呼ばれていた。マスメディアの発展とともに登場した女性作家たちの作品を読み解くことで、その女性像の虚実を探る。

目次

序 「女の子」をめぐる冒険
1 ベルリンのモダンガール(ベルリンのモダンガール―女性ホワイトカラーと文学)
2 モダンガールとマスメディア(ベストセラー作家ヴィッキィ・バウムと小説『化学専攻性ヘレーネ・ヴィルフュア』
ガブリエレ・テルギットのベルリン小説『ケーゼビア、クアフュルステンダムを征服する』)
3 「モダンガール」と書くこと(「女の子」であることの可能性―イルムガルト・コインの『ギルギ―わたしたちのひとり』
モダンガールと書くこと―アニタ・ルースの『紳士はブロンドがお好き』とイルムガルト・コインの『偽絹の女の子』をめぐって
タイトルとジェンダー―『インゴルシュタット出身のマリールイーゼ・フライサーの物語』
「女の子」というメルヘン―『インゴルシュタット出身のマリールイーゼ・フライサーの一ポンドのオレンジと九つの他の物語』と作品集『悪だくみ』について
「女の子」からの脱出―マリールイーゼ・フライサーの長編小説『小麦売りのフリーダ・ガイアー』)

出版社
商品紹介

第二次世界大戦前のベルリンで活躍した女性作家たちの作品を読むことで見えてくる「新しい女」の諸相。

著者紹介

田丸 理砂 (タマル リサ)  
1963年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。現在、フェリス女学院大学国際交流学部教授。専攻はドイツ文学、ジェンダー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)