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「無限」に魅入られた天才数学者たち

ハヤカワ文庫 NF 442 〈数理を愉しむ〉シリーズ

出版社名 早川書房
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-15-050442-7
4-15-050442-3
税込価格 990円
頁数・縦 335P 16cm

商品内容

要旨

数学に無限は付きもののように思えるが、では無限は数なのか?数だと言うならどのくらい大きい?実は無限を実在の「モノ」として扱ったのは19世紀の数学者、ゲオルク・カントールが初めてだった。カントールはそのために異端のレッテルを張られて苦しみ、無限に関する超難問を考え詰めたあげく精神を病んでしまう…常識が通用しない無限のミステリアスな性質と、それに果敢に挑んだ数学者群像を描く傑作科学解説。

目次

ハレ
無限の発見
カバラ
ガリレオとボルツァーノ
ベルリン
円積問題
学生時代
集合論の誕生
最初に出会う無限
「我見るも、我信ぜず」
悪意に満ちた妨害
超限数
連続体仮設
シェイクスピアと心の病
選択公理
ラッセルのパラドックス
マリエンバート
ウィーンのカフェ
一九三七年六月十四日から十五日にかけての夜
ライプニッツ、相対性理論、アメリカ合衆国憲法
コーエンの証明と集合論の未来
ハルクの無限の輝き
付録 集合論の公理

おすすめコメント

人の理解を拒む無限の謎と、その秘密を垣間見て精神を病んだカントールらの数奇な生涯

著者紹介

アクゼル,アミール・D. (アクゼル,アミールD.)   Aczel,Amir D.
カリフォルニア大学バークレー校にて数学を専攻。オレゴン大学で統計学の博士号を取得。ベントレー大学統計学准教授などを経て、サイエンスライターに。数理科学や科学者の伝記を織り交ぜた作品には定評がある
青木 薫 (アオキ カオル)  
1956年生、京都大学理学部卒業、同大学院修了。理学博士、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)