生命の星の条件を探る
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2015年8月 |
ISBNコード |
978-4-16-390322-4
(4-16-390322-4) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 238P 20cm |
商品内容
要旨 |
東大の地球惑星科学の最先端の研究を初めて一般向けに書き下ろす! |
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目次 |
序章 地球以外のどこかに |
出版社 商品紹介 |
もし地球が一面海に覆われていたら。逆に今の水量が8分の1に減ったら。また、地球の大きさが10分の1なら。生命は誕生できたか? |
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「もしも、地球にある水の量を今の10分の1に減らしたら何が起こるだろうか」 本書の著者である阿部豊氏は、その妻阿部彩子氏の研究ジャンルで利用される大気循環モデルを、生命の星の条件を探ることに利用することを思いつきます。大気循環モデルはコンピューターのシミュレーションモデルで、地球の将来の気象条件を探るために開発されたものでした。2011年に『アストロバイオロジー』誌に連名で発表された論文は、世界中で引用されることになる衝撃的な結論を示していました。水の量を10分の1に減らしたほうが、生命の星としての地球の寿命はあと10億年伸びるというものだったのです。本書は、このように、著者の研究テーマである、「地球以外に生命の星はあるのか」について、様々な大胆な仮説から迫っていくものです。・太陽系でプレートが動くのは地球だけで、それが生命にとって不可欠だった。・地球はあと10億年たつと、気温が1000℃を越え生命は住めなくなる。・水は惑星誕生の瞬間にすでに獲得されていた ・海は地球の内部のマントルの水からできたと考えられる。・地球の大きさの10倍の「スーパーアース」型惑星は、陸地のない水浸しの惑星になる。等々、直感を裏切る驚愕の発見が次から次へと披露されます。