• 本

人体600万年史 科学が明かす進化・健康・疾病 上

出版社名 早川書房
出版年月 2015年9月
ISBNコード 978-4-15-209565-7
4-15-209565-2
税込価格 2,420円
頁数・縦 332P 20cm
シリーズ名 人体600万年史

商品内容

要旨

非力なヒトはなぜ厳しい自然選択を生き残れたのか。走る能力の意外な重要性とは何か。脂肪が健康を害するなら、なぜヒトの体は脂肪が溜まりやすくできているのか。2型糖尿病など、現代人特有の病はそもそもどうして現れたのか…人類進化の歴史をさかのぼることは、不可解な病がどこから来たのかを教え、ヒトの未来を占うことにもつながる。「裸足で走ることへの回帰」を唱えて名を馳せた進化生物学者リーバーマンが満を持して世に問う、人類進化史の決定版。

目次

序論―人間は何に適応しているのか
第1部 サルとヒト(直立する類人猿―私たちはいかにして二足歩行者となったか
食事しだい―アウストラロピテクスはいかにして私たちを果実離れさせたか
最初の狩猟採集民―現生人類に近いホモ属の身体はいかにして進化したか
氷河期のエネルギー―私たちはいかにして大きな脳と、ゆっくり成長する大きな太った身体を進化させたか
きわめて文化的な種―現生人類はいかにして脳と筋肉の組み合わせで世界中に棲みついたか)
第2部 農業と産業革命(進歩とミスマッチとディスエボリューション―旧石器時代の身体のままで旧石器時代後の世界に生きていると‐良きにつけ悪しきにつけ‐どうなるか)

出版社
商品紹介

現代人の病という視座を通すことで二〇万年の人類進化史をエキサイティングな、現在進行形の物語に変えた、骨太な知のサーガ。(下)も発売。

著者紹介

リーバーマン,ダニエル・E. (リーバーマン,ダニエルE.)   Lieberman,Daniel E.
ハーバード大学人類進化生物学教授、同大エドウィン・M・ラーナー21世記念生物学教授。“ネイチャー”“サイエンス”誌を初めとする専門誌に100以上の論文を寄稿。ヒトの頭部と「走る能力」の進化を専門とし、靴を履かずに走る「裸足への回帰」を提唱、「裸足の教授」と呼ばれる
塩原 通緒 (シオバラ ミチオ)  
翻訳家。立教大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)