• 本

パクリ経済 コピーはイノベーションを刺激する

出版社名 みすず書房
出版年月 2015年11月
ISBNコード 978-4-622-07940-8
4-622-07940-2
税込価格 3,960円
頁数・縦 356,28P 20cm

商品内容

要旨

郊外のショッピングモールから街のビストロまで、パクリはあらゆる場所にあふれている。「コピーは創造性を殺す」「法律によるコピー規制がイノベーションには欠かせない」―通常はこう考えられている。しかし、コピーは絶対に悪なのだろうか?本書は、創造性がコピーによってむしろ活性化する場合があることを、ファッション、レストラン、アメフト、コメディアン、フォント、データベース産業など米国で一般的にコピーが合法とされている産業の豊富なケーススタディで明らかにする。なぜそれらの産業は繁栄しているのか?インセンティブとイノベーションの新たな関係を探り、知財ルールの未来を指し示す。

目次

第1章 コピー商品とファッションの虜たち
第2章 料理、コピー、創造性
第3章 コメディ自警団
第4章 アメフト、フォント、金融、ファイスト裁判
結論 コピーと創造性
エピローグ 音楽の未来

おすすめコメント

イノベーションとイミテーションに関する六つの教訓とは。郊外のショッピングモールから街のビストロまで、パクリはあらゆる場所にあふれている。「コピーは創造性を殺す」「法律によるコ ピー規制がイノベーションには欠かせない」――通常はこう考えられている。しかし、コピーは絶対に悪なのだろうか? 本書は、創造性がコピーによってむしろ活性化することがあることを示す。ファッション、外食産業、アメフト、コメディのネタ、フォント、データベース産業など米国では一般的にコピーが合法とさ れている領域のケーススタディからわかるのは、知財規制がないほ うがむしろイノベーションが加速されるということなのだ。なぜそれらの業種は繁栄しているのか? インセンティブとイノベ ションの関係から、その6つの原因を探り、知財法と経済学のあ いだを埋める試み。

著者紹介

ラウスティアラ,カル (ラウスティアラ,カル)   Raustiala,Kal
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)法律学教授。デューク大学を卒業後、ハーヴァード・ロー・スクールで法務博士号(J.D.)を、カリフォルニア大学サンディエゴ校で政治学の博士号(Ph.D.)を取得。専門分野は国際法、国際関係、知的財産
スプリグマン,クリストファー (スプリグマン,クリストファー)   Sprigman,Christopher
ニューヨーク大学法学部教授。ペンシルヴェニア大学を卒業後、シカゴ大学ロー・スクールで法務博士号(J.D.)を取得。専門分野はコピーライト、知的財産、法と経済学、特許、商標
山形 浩生 (ヤマガタ ヒロオ)  
1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務、途上国援助業務のかたわら、翻訳および各種の雑文書きに手を染める
森本 正史 (モリモト マサフミ)  
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)