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さらば東京タワー

文春文庫 し6−86

出版社名 文藝春秋
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-16-790532-3
4-16-790532-9
税込価格 605円
頁数・縦 284P 16cm

商品内容

要旨

ある時は、東京スカイツリーに日本一の座を奪われた東京タワーを慰問し、考察する。またある時は「ロボット掃除機ルンバを雇う」ことで自らの上司力のなさを思い知り、「相田みつを大研究」では、鋭い視点で真摯に文体分析、大爆笑を誘う。昭和平成風俗史を語り合う対談ほか、脱力の魅力全開でショージ君参上!

目次

頭のふりかけ購入記
ロボット掃除機ルンバを雇う
漬け物石は働いているのか
納豆は手づかみで
対談 東海林さだお×鹿島茂 ふれあいたい!
さらば東京タワー
狂宴?天ぷらフルコース
インスタントラーメンとわたし
相田みつを大研究
蒸気機関車讃歌
対談 東海林さだお×平松洋子 東北へ行こう
缶詰フルコースの宴
オノマトペ大研究
鞄の哀れ
正しい歩き方大研究
対談 東海林さだお×小林照幸 老人よ、性欲を抱け!

おすすめコメント

表題作「さらば、東京タワー」では、東京スカイツリーに日本一の座を譲り、零落した東京タワーを慰問、併設された水族館と蝋人形館にギョッとする。ある時は「ロボット掃除機ルンバを雇う」ことで自らの上司力のなさを思い知り、「相田みつを大研究」では、鋭い視点で真摯に文体分析、大爆笑を誘う。ひたすら缶詰商品で酒宴を楽しむ「缶詰フルコースの宴」に、もしマッカーサーが買い物籠を下げて日本に降り立ったら……と鞄と威厳≠見事に論じる「鞄の哀れ」。鹿島茂氏との下ネタ対談「ふれあいたい!」では、昭和平成風俗の変遷を語り合い、必読。ショージ君、漫画とエッセイはいまもバリバリ現役、脱力を旨としながら、冴え渡っています。文庫解説/井上章一

著者紹介

東海林 さだお (ショウジ サダオ)  
本名庄司禎雄。昭和12(1937)年東京生れ。早稲田大学露文科中退。45年第16回文藝春秋漫画賞、平成7年第11回講談社エッセイ賞受賞。9年漫画とエッセイ両分野の活躍により第45回菊池寛賞受賞。12年紫綬褒章受章。13年第30回日本漫画家協会賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)