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ワークショップのはなしをしよう 芸術文化がつくる地域社会

出版社名 武蔵野美術大学出版局
出版年月 2016年2月
ISBNコード 978-4-86463-046-7
4-86463-046-1
税込価格 1,870円
頁数・縦 219P 21cm

商品内容

要旨

徳島県神山町で、北海道網走市で、長野県安曇野松川村で、地域固有の記憶と文化を核としたワークショップの試みがつづいている。アートの、確信に満ちた静かな挑戦はつづく。

目次

1 地域に密着したワークショップの試み―徳島県神山町・勝浦町KamiyamArt1999(徳島県と武蔵野美術大学芸術文化学科の連携
第一回ワークショップ「とくしま・東方・験・文・録KamiyamArt2000」 ほか)
2 アートがつなぐ、人の「場」と「縁」―北海道網走市オホーツク・アートセミナー1998‐2001(暮らしに根づく創造性―素晴らしい作品との出会い
日常的に繋ぎ役を担う人たちの存在 ほか)
3 生活に根づく芸術文化の実践―長野県安曇野松川村安曇野アートライン・サマースクール2002 安曇野まつかわサマースクール2009(作家との共同ワークショップを模索
第一回安曇野アートライン・サマースクール「あなたの感じる安曇野をかたちに」 ほか)
4 ワークショップから絵本づくりへ松川村の文化と食を伝える『とんすけとこめたろう はじめての松川村』、レシピ本『松川村の行事食と伝えたい料理』(松川村+武蔵美の「絵本プロジェクト」
オリジナル絵本のアイデア ほか)

おすすめコメント

アートやデザインは誰のものか。ワークショップを通して、生活に根づいた芸術文化の育成を実践してきた著者の、試行錯誤と結実を一冊にまとめた本である。徳島神山町での大人も巻き込んだ地域ぐるみの「私たちの町」探検から、安曇野松川村でのワークショップの成果ともいうべき住民主体の絵本作りまで。アートとデザインの力で、本来、創造的な営みであった生活を取り戻し、それを未来へと?いでいこう??著者の信念と、学生の自由なアイデアと、住民のエネルギーに満ちた、ひと味もふた味も違うワークショップ本。