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悪という希望 「生そのもの」のための政治社会学

出版社名 教育評論社
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-905706-98-4
4-905706-98-X
税込価格 2,200円
頁数・縦 429P 19cm

商品内容

要旨

“悪”とは何か―。人々を脅かす避けるべき“悪”、その一方で人々を魅了する“悪”。我々が甘受すべき、「よりマシな“悪”」とは何か。教育、社会、宗教、政治などを主題に、“悪”について考察する。「よりマシな悪」の思考が、現代社会の閉塞を打開するかすかな道を照らす。

目次

悪の擁護、あるいは民主主義についてのノート
第1部 抗いと甘受の閾(悪とは何か―デューイの倫理学から考える
災害の分配的正義論―リスクと責任
ジョセフ・ラズにおける二つの正統性
道具的理性批判の現在―啓蒙のプロジェクトの今日的課題について)
第2部 共生の身悶え(政治科学の進化論的転回―保革闘争の遺伝子文化共進化について
宗教という「排除できない悪」
教育と責任
悪を歓待する―民主主義的な集団の(不)可能性について)
解題 「感情の劣化」への抗いを全体主義のリスクを回避して進める手だてはあるか?

著者紹介

宮台 真司 (ミヤダイ シンジ)  
1959年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)