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死んでいない者

出版社名 文藝春秋
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-16-390412-2
4-16-390412-3
税込価格 1,430円
頁数・縦 144P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 死んでいない者

    芥川賞最新作。ここのところの芥川賞の注目に、しっかりとこたえる作品だ。著者は前回のノミネートから大きくステップアップして、今回の受賞にふさわしい作品となっている。ストーリーは“葬式の一日”がベースとなっているが、けっして陰鬱さは無く、むしろ独特のユーモアも散りばめられていて、不思議な映像的な気分にもさせてくれる。早読みではなく、じっくりとゆっくりと言葉をかみしめながら、読み進めていただきたい作品。今回の芥川賞もなかなかの注目です。

    (2016年1月31日)

商品内容

文学賞情報

2015年 第154回 芥川賞受賞

要旨

秋のある日、大往生を遂げた男の通夜に親類たちが集った。子ども、孫、ひ孫たち30人あまり。一人ひとりが死に思いをはせ、互いを思い、家族の記憶が広がっていく。生の断片が重なり合って永遠の時間が立ち上がる奇跡の一夜。第154回芥川賞受賞。

おすすめコメント

秋のある日、大往生を遂げた男の通夜に親類たちが集った。子ども、孫、ひ孫たち30人あまり。一人ひとりが死に思いをめぐらせ、互いを思い、家族の記憶が広がってゆく。生の断片が重なり合って永遠の時間がたちがある奇跡の一夜。第154回芥川賞受賞作。

著者紹介

滝口 悠生 (タキグチ ユウショウ)  
1982年東京都生まれ。埼玉県育ち。2011年「楽器」で第43回新潮新人賞受賞。14年『寝相』で第36回野間文芸新人賞候補。15年『愛と人生』で第28回三島由紀夫賞候補、第37回野間文芸新人賞受賞。同年「ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス」で第153回芥川賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)