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レイチェル=カーソン 新装版

Century Books 人と思想 137

出版社名 清水書院
出版年月 2016年2月
ISBNコード 978-4-389-42137-3
4-389-42137-9
税込価格 1,320円
頁数・縦 215P 19cm
シリーズ名 レイチェル=カーソン

商品内容

要旨

地球環境に大きな変化が現れている。一九九六年に北米やアジアを襲った破壊的な熱帯性の嵐は、地球環境の決定的な変化の前兆だろうか。大気中の二酸化炭素濃度の異常な高まりは、地球温暖化につながると懸念されている。森林の消失、酸性雨なども深刻な状態だ。二〇世紀は「経済の世紀」から「環境の世紀」に移ろうとしているといわれた。その転換点となった一九六〇年代に、先駆的に「環境の世紀の到来を語った人」―それがレイチェル=カーソンである。彼女の『沈黙の春』は、農薬の問題を中心に論じたものではあるが、今日の環境問題を実に原理的なところで把握した本、「現代」を考えるための必読の本だといえよう。

目次

1 若き日々(ペンシルヴェニアの小さな町で
大学時代
最初の著作)
2 ベストセラー科学者(『われらをめぐる海』
『海辺』)
3 『沈黙の春』(発端
『沈黙の春』の問題提起
「禍のくさり」はどこまで?
科学者としての手腕
『沈黙の春』出版の後)
4 カーソンの思想―その側面(アメリカ合州国における環境主義の先駆者たち
近代的自然観への批判と『沈黙の春』の意義
現代の危機への対応―カーソンの論の延長線上に)

著者紹介

太田 哲男 (オオタ テツオ)  
1949(昭和24)年静岡県に生まれる。東京教育大学大学院文学研究科博士課程(倫理学専攻)中退。博士(学術)。現在、桜美林大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)