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1493 世界を変えた大陸間の「交換」

出版社名 紀伊國屋書店
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-314-01135-8
4-314-01135-1
税込価格 3,960円
頁数・縦 811P 20cm

商品内容

要旨

銀、病原菌、タバコ、じゃがいも、ミミズ、ゴムノキ、そして人間―コロンブスのアメリカ大陸到達後、これらが世界を行き交いはじめた。敏腕ジャーナリストが、厖大な文献と綿密な取材をもとに、激動の世界をいきいきと描き出した圧巻のノンフィクション。前作『1491』に引き続き全米ベストセラー!

目次

はじめに 均質新世の到来
第1部 大西洋の旅
第2部 大平洋の旅
第3部 世界の中のヨーロッパ
第4部 世界の中のアフリカ
結び 命の流れ

おすすめコメント

世界の今の姿は、過去に生きた人間たちの欲望がぶつかりあって形づくられた帰結だ。コロンブスのアメリカ大陸到達後、銀、病原菌、タバコ、じゃがいも、ミミズ、ゴムノキ、そして人間が世界を行き交いはじめ、グローバル化が本格的に進行していった。今となっては非難の的となっているコロンブスではあるが、いわゆる「コロンブス交換」が果たした功績は大きい。農業革命も産業革命も、ひいては西洋優位の世界も、コロンブスがいなければ、今とは異なる経路をたどったに違いない。スペインやイングランドからの入植者、アメリカ大陸の先住民、アフリカから奴隷として連れてこられた人々、中国から海を渡った人々――彼らは変わりゆく世界で、いったい何を夢見たのか? 前作『1491――先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見』(NHK出版)で、「アメリカ大陸史の定説を変えた」「歴史の教科書を書き直すべきだ」と各紙誌に絶賛され、一躍脚光を浴びた敏腕ジャーナリスト、チャールズ・C. マンが再び筆を執った。厖大な文献と綿密な現地取材をもとに、激動の世界をいきいきと描き出した圧巻のノンフィクション。□――□――□――□――□――□――□――□――□ ★タイム誌2011年度ベスト・ノンフィクション部門第1位★ 「本書は、我々の住む世界がいかに成り立っていったかを説明するにあたり、大陸を越え、世紀も超える数々の事実をうまく組み合わせて語る模範例だ」(ワシントンポスト紙) 「どんな賢人でもこの本には驚かされるはずだ。前作『1491』に引き続き、読者の世界を見る目は変わるだろう」(サンフランシスコ・クロニクル紙) ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、パブリッシャーズ・ウィークリー、ファイナンシャル・タイムズ、ニューヨーカー、サイエンスなど各紙誌でも絶賛! □――□――□――□――□――□――□――□――□

著者紹介

マン,チャールズ・C. (マン,チャールズC.)   Mann,Charles C.
ジャーナリスト、サイエンスライター。「アトランティック・マンスリー」誌、「サイエンス」誌などに特集記事を寄稿。ナショナル・マガジン・アワードの候補に3度ノミネートされたほか、米国物理学会、アルフレッド・P.スローン財団などの機関から数々の賞を受賞している。前作『1491』は全米の話題をさらい、米国科学アカデミー・コミュニケーション賞を受賞。続編にあたる『1493』もベストセラー入りを果たし、「タイム」誌の2011年度ベスト・ノンフィクション部門で第1位を獲得した
布施 由紀子 (フセ ユキコ)  
翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)