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カエルの楽園

出版社名 新潮社
出版年月 2016年2月
ISBNコード 978-4-10-336412-2
4-10-336412-2
税込価格 1,430円
頁数・縦 248P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • カエルの楽園

    カエルが主人公の童話かな?いや違います。これは、かつてないスケール感をもった寓話なのです。こんな小説は、かつてなかったでしょう。ベストセラー作家の百田尚樹氏が、みずからが"私の最高傑作だ"と断言した衝撃の問題作。日本社会に向けた壮大にして緻密な風刺小説は、笑えるけれど実に恐ろしい。メルマガ連載中から話題になっていましたが、出版化されたことで、さらに大きな話題となるでしょう。読んで、考えましょう。この国を、この社会のことを。

    (2016年3月13日)

商品内容

要旨

安住の地を求めて旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルトは、平和で豊かな国「ナパージュ」にたどり着く。そこでは心優しいツチガエルたちが、奇妙な戒律を守り穏やかに暮らしていた。ある事件が起こるまでは―。平和とは何か。愚かなのは誰か。大衆社会の本質を衝いた、寓話的「警世の書」。

おすすめコメント

最大の悲劇は、良心的な愚かさによってもたらされる。ベストセラー作家が全力で挑んだ、衝撃の問題作。平和な地を求め旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルトは、理想的な国「ナパージュ」に辿り着く。そこでは心優しいツチガエルたちが、奇妙な戒律を守って暮らしていた。だがある日、平穏な国を揺るがす大事件が起こる――。著者自らが「私の最高傑作」と断言。大衆社会の本質を衝いた、G・オーウェル以来の寓話的「警世の書」。

著者紹介

百田 尚樹 (ヒャクタ ナオキ)  
1956(昭和31)年、大阪市生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。2006(平成18)年『永遠の0』で作家デビュー。他の著書に『海賊とよばれた男』(第10回本屋大賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)