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ミュゼオロジーの展開 経営論・資料論

出版社名 武蔵野美術大学出版局
出版年月 2016年4月
ISBNコード 978-4-86463-049-8
4-86463-049-6
税込価格 2,860円
頁数・縦 379P 21cm

商品内容

要旨

17名のプロフェッショナルが、各テーマをもとに「博物館経営論」「博物館資料論」の枠を超えてミュージアムの「経営」と「資料」について論考。

目次

1 ミュージアムと経営(組織・人材1 ある船(戦)団の物語―世界変革のためのミュージアムをつくる
組織・人材2 美術館のコミュニケーションを魅力的にするのは誰か
行財政1 ミュージアムに関する国の施策
行財政2 公立博物館を支える行財政の仕組みとその経営
使命・計画・評価 戦略的博物館経営を可能とするマネジメント体系
施設・設備1 建築と展示空間
施設・設備2 複合的なメディア空間が提供するもの
連携・協働 相互的な学びの場としての美術館―「アーツ前橋」の例
教育1 経営の視点から見た博物館の教育活動
教育2 ミュージアムの経営と教育―大英博物館の創設から今日までを探る)
2 ミュージアムと資料(理念 「モノ」が語る「出来事」―文化の「レーゾン・デートル」物語
収集1 日本民藝館のコレクション―柳宗悦の蒐集をめぐって
収集2 いま美術館のコレクションにできること
調査・研究1 調査研究活動の基本
調査・研究2 板橋区立美術館における調査研究活動
調査・研究3 博物館の調査研究―目の前の資料との向き合い方
整理 所蔵品の整理について―武蔵野美術大学美術館・図書館の事例を中心に
活用 資料の活用―教育の視点から)

おすすめコメント

経営が資料の価値を引き出し、資料が経営の資源となるときに、ミュージアムはその力を発揮する 17名のプロフェッショナルが各テーマに沿いながら、ミュージアムの活動を支える2つの柱とも言うべき「経営」と「資料」について、その基本と実際の状況、今後の課題など、幅広く論考。これからの時代、運営者、利用者、それぞれの立場でミュージアムに関わる私たちが、ミュージアムを機能させていくために持つべき指針を探る。

著者紹介

金子 伸二 (カネコ シンジ)  
1964年生まれ。専門は、造形をめぐる言説の分析。現在、武蔵野美術大学造形学部通信教育課程芸術文化学科教授
杉浦 幸子 (スギウラ サチコ)  
1966年生まれ。アートを活用したソーシャル・デザイン、特に美術館の生涯学習支援プログラムのデザイン・実施・研究を行う。森美術館パブリックプログラムキュレーターを経て、武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)