• 本

科学と文化をつなぐ アナロジーという思考様式

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-13-060315-7
4-13-060315-9
税込価格 4,620円
頁数・縦 341P 22cm

商品内容

目次

1 文化を科学的に、科学を文化的に理解する(間は記号か―ゼロ記号再考
ドゥルーズ=ガタリのテクノロジー論)
2 科学的探究にかかわるアナロジー(類推としてのアナロジー―地球の内核の異方性のモデリングを行った一研究を事例として
人工物とのアナロジーで理解する視覚
ニワトリの空間行動であそぶ―乳幼児のためのゲームアプリケーション
伊谷純一郎の霊長類社会学―「人間的理解」と思考の型
霊長類学における共感と共存)
3 文化理解のためのアナロジー(人が家で死ぬということ―死のプロセスについての南タイのフィールドからの人類学的実践
贈与と賠償―アナロジーの双方向性と非対称性
野から紙へ―生態人類学のドキュメンテーション)
4 科学と文化の出会いにおけるアナロジー(宇宙における我々の位置―科学と哲学の協奏
記号の離床―将棋電王戦にみる人間と機械のアナロジカルな相互作用
心的概念の前提としての、脳・還元・システム)
5 アナロジーの再理解、科学と文化の再理解へ(人が「自然」を産み出す話―異質なものの普遍性
アナロジーとパラロジー―内在性の浜辺でシミュラクルに賭けること
アナロジーの位相―利口なハンスの知性はどこにあるか)

著者紹介

春日 直樹 (カスガ ナオキ)  
一橋大学大学院社会学研究科教授。人類学。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得退学。博士(人間科学)。北海道大学文学部、奈良大学社会学部、大阪大学大学院人間科学研究科などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)