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娘と嫁と孫とわたし

集英社文庫 と11−13

出版社名 集英社
出版年月 2016年4月
ISBNコード 978-4-08-745436-9
4-08-745436-3
税込価格 550円
頁数・縦 266P 16cm

商品内容

要旨

65歳の玉子は、亡き息子の嫁、里子と孫の春子との三人暮らし。お互いをいたわりあっての平穏な日々。そこに嫁にいった38歳の娘、葉絵がしょっちゅう帰ってきては、子供のころに心理的虐待を受けた、と身に覚えのない難癖をつけてからむ。実の娘よりも他人である嫁のほうがわかりあえるのか、いや、いざとなればやはり実の娘がたよりになるのか、玉子の心は複雑に揺れ動く。傑作連作短篇集。

出版社・メーカーコメント

息子の嫁・里子と孫の春子と暮らす65歳の玉子。里子との生活は穏やかだが、実の娘の葉絵は40歳近くなっても反抗期の真っ最中。巻き起こる騒動と女性の本音をコミカルに描く全3編。(解説/吉田伸子)

著者紹介

藤堂 志津子 (トウドウ シズコ)  
1949年、札幌生まれ。19歳で詩集『砂の憧憬』を刊行。広告代理店勤務を経て、87年小説『マドンナのごとく』で第21回北海道新聞文学賞を受賞。89年『熟れてゆく夏』で第100回直木賞、2001年『ソング・オブ・サンデー』で第8回島清恋愛文学賞、03年『秋の猫』で第16回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)