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歌が街を照らした時代

出版社名 幻戯書房
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-86488-097-8
4-86488-097-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 219P 19cm

商品内容

要旨

「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「ムー一族」―。歌謡曲を劇中に導入するなど昭和を代表する斬新な作品を多数演出した久世光彦。「歌好きだからどうにもならない」とは盟友・阿久悠に明かした言葉。時代の記憶はいつも歌とともにあり、歌抜きの人生はあり得ないのだ。末期に聴きたい一曲を探求する名エッセイストでもあった。その久世が残した“歌”にまつわる珠玉の随想群をここに集成。

目次

1(阿久悠の向うに海が見える
時代
不良の時代 ほか)
2(幻の声・亡びの唄
夢ん中
詩人の魂 ほか)
特別附録(インタビュー 久世光彦
対談 阿久悠×久世光彦
鼎談 小林亜星×阿久悠×久世光彦)

著者紹介

久世 光彦 (クゼ テルヒコ)  
1935年東京生まれ。東京大学文学部美学科卒業後、ラジオ東京(現TBS)入社、演出家・プロデューサーとして「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「ムー一族」など数多くのテレビドラマを手がけた。79年退社後、カノックスを設立。92年「女正月」他の演出で芸術選奨文部大臣賞を受賞。また五十歳を過ぎての作家活動でも93年『蝶とヒットラー』でドゥマゴ文学賞、94年『一九三四年冬―乱歩』で山本周五郎賞、97年『聖なる春』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『蕭々館日録』で泉鏡花賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)