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日中の120年文芸・評論作品選 3

侮中と抗日 1937−1944

出版社名 岩波書店
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-00-027223-0
4-00-027223-3
税込価格 4,620円
頁数・縦 315P 22cm
シリーズ名 日中の120年文芸・評論作品選

商品内容

要旨

盧溝橋事件を経て両国は全面戦争に突入する。「東亜新秩序」を掲げ宣撫をはかる日本と、民族の生存をかけて徹底抗戦の意志を固める中国。すべてをさらけ出す戦火の中、文学者たちは何を描いたのか。金子光晴、謝冰瑩、井伏鱒二、茅盾、吉屋信子、老舎、小林秀雄らの作品をとおして、殺戮と破壊のさなかに結ばれた日中の極限的な関係を見る。

目次

1 文化人たちが見た中国(没法子
杭州 ほか)
2 対立から敵対へ(支那軍の鬼畜性
山川均先生に ほか)
3 作家たちが見た戦争(南京より
事変余話 ほか)
4 抵抗と協力(支那に対する我が認識不足
「東亜協同体」の理念とその成立の客観的基礎 ほか)
5 満蒙という物語(駱駝行(抄)
満洲の風物 ほか)

おすすめコメント

すべてをさらけ出す戦火の中に結ばれた極限的な日中関係を,金子光晴,謝冰瑩,茅盾,小林秀雄らの作品に見る。

著者紹介

張 競 (チョウ キョウ)  
明治大学教授。比較文化学、東アジア文化交流史
村田 雄二郎 (ムラタ ユウジロウ)  
東京大学教授。中国近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)