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空から降ってきた男 アフリカ「奴隷社会」の悲劇

出版社名 新潮社
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-10-350061-2
4-10-350061-1
税込価格 1,650円
頁数・縦 252P 20cm

商品内容

要旨

彼はなぜB777から墜落し、路上で息絶えていたのか?ロンドン郊外の住宅地でひとりの黒人青年の死体が見つかった。所持品は僅かな現金と携帯電話のみ。SIMカードに残されたデータを頼りに事件の謎を追い、真相に迫るなかで見えてきたものとは!?難民問題が生んだ衝撃の実話―。

目次

異様なほど晴れ渡った朝、突然
ルアンダ発ヒースロー行きBA76便
いったい彼は「誰」だったのか?
空飛ぶ棺
ジュネーブへ
現代のおとぎ話
ケープタウンでの運命の出会い
悲劇の始まり
嫉妬と狂気の果てに
モザンビークへ
永遠の別離
絶対に越えられない壁
ジュネーブで出会った第三の男
最後の日々
モザンビークの現実
ジョゼ・マタダの原点
墓標のない墓
帰郷

おすすめコメント

彼はなぜ命を懸けて欧州を目指したのか? 難民問題が生んだ愛と悲しみの実話。ロンドン郊外の住宅地の路上で、ひとりの黒人青年がB777から墜落し息絶えていた。彼の持ち物はわずかな現金と携帯電話だけ。ジュネーブ、ケープタウン、アンゴラ、モザンビーク―― SIMカードに残されたデータを頼りに事件の謎を追い、真相に迫るなかで見えてきたのは、現代の奴隷社会と言うべき過酷な現実だった。

著者紹介

小倉 孝保 (オグラ タカヤス)  
1964年滋賀県生まれ。関西学院大学社会学部を卒業し、88年毎日新聞社入社。カイロ、ニューヨーク両支局長、欧州総局(ロンドン)長を経て2015年7月より外信部長。14年に日本人として初めて英国外国特派員協会賞(特派員部門)受賞。『柔の恩人「女子柔道の母」ラスティ・カノコギが夢見た世界』(小学館)で第18回小学館ノンフィクション大賞、第23回ミズノスポーツライター賞最優秀賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)