• 本

歴史教科書とナショナリズム 日本とドイツ

出版社名 春風社
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-86110-506-7
4-86110-506-4
税込価格 2,970円
頁数・縦 311P 20cm

商品内容

要旨

「自虐」とは何か。何が歴史教科書問題の解決を妨げているのか?「宿命」としての日本人アイデンティティから脱却する。

目次

第1章 『新しい歴史教科書』の歴史/教育観―ドイツの歴史教科書と何が違うのか(歴史教科書の環境
歴史観・歴史教育観
「わが」国の歴史)
第2章 「歴史教科書問題」とは何か―私たちが迫られている選択(歴史教科書問題と「イデオロギー」、または「政治教育」としての歴史教育
「我々」と「他者」のかかわりの中での「歴史教育問題」―沖縄戦の記憶をめぐって
日独の戦没者追悼と歴史教育理念)
第3章 歴史教科書とナショナリズム―「日本人」というアイデンティティと自由(「自虐」とは何か
「集団の罪」論
過去の罪と現在の責任
愛国心と自由
アイデンティティの複数性―アマルティア・センのアイデンティティ論
「日本人」の論じ方
萱野稔人『ナショナリズムは悪なのか』
井崎正敏『“戦争”と“国家”の語り方―戦後思想はどこで間違えたのか』
加藤典洋『敗戦後論』
「抵抗」論)
「自虐」と「歴史修正主義」からの解放のために

著者紹介

原口 健治 (ハラグチ ケンジ)  
青山学院大学法学部教授。専門はドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)