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なぜ日本型統治システムは疲弊したのか 憲法学・政治学・行政学からのアプローチ

MINERVA人文・社会科学叢書 211

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-623-07505-8
4-623-07505-2
税込価格 7,700円
頁数・縦 313P 22cm

商品内容

要旨

戦後70年が経過し、日本の統治システムも制度疲労をおこしている。冷戦崩壊・政権交代などを経て、現在求められている統治システムとはどのようなものなのか?本書は、国会、内閣、選挙制度など、様々なテーマについて基本的な視座から第一線の研究者が考察する。現状と課題を分析し、これからの時代のために最適な制度の形を模索した研究成果の集大成である。

目次

第1章 議院内閣制―国民・国会・内閣の関係
第2章 象徴天皇制―憲法第1章と皇室典範
第3章 国会―議会の評価と両院制の展望
第4章 内閣―首相の指導力と政治の大統領制化
第5章 司法制度―司法制度改革と裁判所・裁判官像の転換
第6章 財政制度―実質的意味の財政憲法と“財政のかたち”
第7章 政党―政党の近代化と政党制のあり方
第8章 選挙制度―分かりやすい選挙へ向けて
第9章 地方自治―「ローカルな民主主義」と政府体系の再編
第10章 政治改革―政官関係と政治資金問題を中心に
第11章 行政改革―省庁割拠体制を超えて

著者紹介

大石 眞 (オオイシ マコト)  
東北大学法学部卒業、法学博士。現職、京都大学大学院総合生存学館(思修館)教授。専攻、憲法学
縣 公一郎 (アガタ コウイチロウ)  
シュパイアー行政大学院博士課程修了、Dr.rer.publ.現職、早稲田大学政治経済学術院教授。専攻、行政学
笠原 英彦 (カサハラ ヒデヒコ)  
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、法学博士。現職、慶應義塾大学法学部教授。専攻、日本政治史・日本政治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)