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18歳からの格差論 日本に本当に必要なもの

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-492-22371-0
4-492-22371-1
税込価格 1,080円
頁数・縦 112P 22cm

商品内容

要旨

所得格差、租税への抵抗感、分断社会、再分配の罠、自己責任の罠、必要ギャップの罠。気鋭の財政学者による画期的提言。

目次

1 「格差是正」に心が動かない僕たち
2 日本人の不安の根っこにせまる「3つの罠」、そして「分断社会」
3 分断社会・日本「失われた20年」、何がいけなかったのか?
4 中高所得層も納得して格差是正ができる「必要の政治」とは?
5 人間の違いではなく、人間の共通性に想いをはせてみませんか?

おすすめコメント

日本の格差の有り様と原因に独自の角度から光を当て、「必要原理」にもとづく大胆な財政戦略を提唱する井手英策教授が、若い人たちのためにデータを駆使して訴えるまったく新しい啓蒙書。【主な内容】 1「格差是正」に心が動かない僕たち ■格差を是正したいですか? ■税への抵抗が強い社会は、誰かのための負担をきらう「つめたい社会」 ■貧困にあえぐ人びとを「見て見ぬふりする社会」を僕たちは生きている ■格差社会を作り出したのは誰? 2日本人の不安の根っこにせまる 「3つの罠」、そして「分断社会 ■社会全体を覆っている「弱者へのつめたいまなざし」 ■中間層が貧しくなり、弱者へのやさしさが失われた ■「自己責任社会」では、「成長の行きづまり」が「生活の行きづまり」になる ■お年寄りの利益が優先されるという「罠」――深刻な世代間対立が生まれている ■中間層が弱者を批判し、人びとが政府をののしり、お年寄りと若者が鋭く対立する 3分断社会・日本「失われた20年」、何がいけなかったのか? ■分断社会・日本 ■池田勇人首相の思想――自分で働き、自分の足で立つことこそが重要 ■小さな政府、貧弱な社会サービスこそ、高い貯蓄率を生んだ大きな原因 ■低成長時代にえらばれた「勤労国家」が社会経済の変動に対応できなくなった ■規制緩和、グローバル化、人件費削減が加速 ■賃金が下がりつづけ、デフレ経済に突入――家計貯蓄率もほぼゼロに ■勤労国家が破たん、生活のよりどころが見いだせない社会に 4中高所得層も納得して格差是正ができる「必要の政治」とは? ■「救いの手」は救済であると同時に、確実に、そして深く、人間を傷つける ■人間を信じられず、成長できない社会を望みますか? ■発想の大転換、思い切って中高所得層も受益者にする ■「必要の政治」によって格差是正を結果に変える ■理屈で説明のできない理不尽さとは、僕たちは闘わなければならない 5人間の違いではなく、人間の共通性に想いをはせてみませんか? ■「必要の政治」は「お金なんかで 人間を評価しない」という哲学 ■「必要の政治」とは、受益感を高めながら租税抵抗を緩和するという戦略 ■「バラマキだ!」と批判し思考を停止させる、そんな政治を終わらせる ■財政再建の理屈が優先され、増税の意味を知る貴重なチャンスを逃す ほか

著者紹介

井手 英策 (イデ エイサク)  
1972年生まれ。2000年に東京大学大学院経済学研究科博士課程を単位取得退学し、日本銀行金融研究所に勤務。その後、東北学院大学、横浜国立大学を経て、慶應義塾大学経済学部教授。朝日新聞論壇委員。専門は財政社会学、財政金融史。大学の講義では、財政社会学を担当している。著書に『経済の時代の終焉』(岩波書店、2015年度大佛次郎論壇賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)