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モノから見たアイヌ文化史

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-642-08295-2
4-642-08295-6
税込価格 2,090円
頁数・縦 194P 21cm

商品内容

要旨

アイヌの刀はなぜ切れなくてもよいのか。彼らはどうして交易に貨幣を使わなかったのか―。平安時代の和鏡から軍服用の米国製金ボタンにいたる「モノ資料」を取り上げ、文字を持たなかったアイヌ文化の歴史に迫る。

目次

プロローグ アイヌ文化とは何か?
1 日本史とアイヌ史(北方史の中のアイヌ
アイヌ史の登場
見えてきた本州のアイヌの実像)
2 アイヌ文化の形成(アイヌ文化の成立時期とその歴史的背景
初期アイヌ文化見られる大陸的要素
アイヌ文化の特色)
3 アイヌ文化を特徴づけるモノ(アイヌ文化にあって和人文化にないモノ
アイヌの人々が大好きなモノ
本来とは違う使い方をされたモノ)
4 アイヌ文化の変容(コシャマインの戦いとそれ以後
シャクシャインの戦いとそれ以後
クナシリ・メナシの戦いとそれ以後)
エピローグ 民族共生への道

おすすめコメント

アイヌの刀はなぜ切れなくてもよいのか。交易の民である彼らはどうして貨幣を使わなかったのか―。文字による記録を残さなかったアイヌ文化を知るためには、遺された「モノ資料」からの復元が不可欠となる。平安時代の和鏡から軍服用の米国製金ボタンにいたる遺物を取り上げ、和人との交易と蝦夷地の内国化の視点から、アイヌ文化の歴史に迫る。

著者紹介

関根 達人 (セキネ タツヒト)  
1965年埼玉県に生まれる。1992年東北大学大学院文学研究科博士後期3年の課程中退。現在、弘前大学教授(人文社会・教育学系)。弘前大学北日本考古学研究センター長。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)