• 本

犬死伝 赫ける、草莽の志士

出版社名 講談社
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-06-220105-6
4-06-220105-4
税込価格 2,090円
頁数・縦 317P 20cm

商品内容

要旨

「倒幕」と「年貢半減」を目指す小島四郎は、江戸で「青雲隊」を結成。後に京に上って、薩摩藩の西郷吉之助(のちの隆盛)との面会で、江戸を撹乱するよう頼まれる。四郎はさっそく江戸に戻り、相楽総三と名乗って江戸周辺で強盗・放火を繰り返す。大成果を上げた総三は京に戻り、東征隊の先鋒隊に任じられ「赤報隊」と命名する。だが、東山道を進むうち、自隊が「偽官軍」と呼ばれているとの情報が…。

おすすめコメント

「倒幕」と「年貢半減」を目指す小島四郎は、尊皇派と佐幕派がしのぎを削る江戸で「青雲隊」を結成。後に京に上って、薩摩藩の大物・西郷吉之助(のちの隆盛)と面会する。その席で頼まれたのは、江戸の攪乱。幕府の砦を乱すことで、幕軍の最後の反撃を誘い出す策だった。西郷の要請を受け入れた四郎は早速江戸に引き返す。相楽総三と名乗り薩摩邸を根城に、江戸やその周辺で強盗・放火を繰り返す。とどめは、江戸を守る庄内藩への襲撃と江戸城二の丸への放火。幕府側の反撃に遭い、総三と青雲隊は命からがら江戸から京へ落ち延びる。総三の江戸攪乱が功を奏し、京では「鳥羽・伏見の戦い」が勃発し薩長が勝利する。総三は東征隊の栄誉ある先鋒隊に任じられ、「赤報隊」と命名して隊長の座に就いた。江戸一番乗りを果たすべく、意気揚々と進む東山道。だが、下諏訪の手前で信じがたい情報が入る。自隊が「偽官軍」と呼ばれているらしいのだ……。

著者紹介

小嵐 九八郎 (コアラシ クハチロウ)  
1944年秋田県生まれ。早稲田大学卒業。’95年には『刑務所ものがたり』で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)