• 本

コーネル・ウェストが語るブラック・アメリカ 現代を照らし出す6つの魂

出版社名 白水社
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-560-09249-1
4-560-09249-4
税込価格 2,640円
頁数・縦 291,15P 19cm

商品内容

要旨

今もっとも注目される論客が賢人たちに託して語り尽くした普遍的なアメリカ論。

目次

はじめに―いまこそ預言者的精神を語り継ごう
第1章 火のついた魂は美しい―フレデリック・ダグラス
第2章 ブラック・フレイム―W.E.B.デュボイス
第3章 良心の炎―マーティン・ルーサー・キング,ジュニア
第4章 民主的実存主義の熱―エラ・ベイカー
第5章 革命の炎―マルコムX
第6章 預言者の炎―アイダ・B.ウェルズ
終章 オバマ時代の預言者的精神

おすすめコメント

ポスト・オバマ時代に黒人として生きる意味 南北戦争から1世紀半、公民権法が成立してから50年が経っても、アメリカではことあるごとに人種問題が再燃する。常にくすぶり続け、めざましい改善もなく解決もしないこの問題の根っこにあるものは何なのか――。本書は、6人の傑出した知識人・社会活動家を再評価することで、アメリカ社会における人種問題の根源に迫り、より普遍的な課題としてどうとらえ直すべきかを模索した意欲的な対談集である。著者は現代アメリカを代表する黒人思想家で、名門ユニオン神学校で教鞭を執りながら、行動する知識人としてさまざまな分野で活躍している。本書で取り上げるのは、フレデリック・ダグラス、W・E・B・デュボイス、マーティン・ルーサー・キング、エラ・ベイカー、マルコムX、アイダ・B・ウェルズの6名。ウェストは、かれらが中心的な役割を果たした奴隷制廃止運動や公民権運動と、オキュパイ運動やアラブの春といった現代の動きとの連関を指摘する。アメリカ社会の底流に常にありながら、「社会問題」としてしか可視化されないテーマについて、今もっとも注目される論客が語り尽くした刺激的なアメリカ論。いとうせいこう氏推薦!

著者紹介

ウェスト,コーネル (ウェスト,コーネル)   West,Cornel
アメリカの哲学者、社会運動家。1953年生まれ。プリンストン大学で博士号を取得(哲学)。イェール大学やハーヴァード大学などで教鞭を執り、現在はユニオン神学校教授、プリンストン大学名誉教授。行動する知識人としてメディア出演も多く、最近ではBlack Lives Matter運動に積極的に関与している
ブッシェンドルフ,クリスタ (ブッシェンドルフ,クリスタ)   Buschendorf,Christa
フランクフルト大学教授、同北米研究センター所長。ハインリッヒ・ハイネ大学で博士号を取得。デュッセルドルフ大学准教授、ハーヴァード大学客員研究員などを経て現職。専門は思想史、アメリカ研究
秋元 由紀 (アキモト ユキ)  
米国弁護士。ジョージ・ワシントン大学ロースクール修了。訳書にタンミンウー『ビルマ・ハイウェイ』(第26回アジア・太平洋賞特別賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)