• 本

いもさいばん

講談社の創作絵本

出版社名 講談社
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-06-133295-9
4-06-133295-3
税込価格 1,650円
頁数・縦 〔32P〕 25×27cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • なんとも気になるタイトル!その名の通り、みんなが大好きなさつまいもをめぐって裁判になってしまうというお話。さてさてどんな展開が待ち受けているのでしょうか?
     おじいさんが丹精込めて育てたさつまいも、今年は豊作だと喜びも束の間、大切なおいもが夜の間に誰かに盗まれてしまいます。「よーし、それなら」と、おじいさんがあれやこれやといろんな手を使って犯人捜しに大奮闘!その一生懸命さが少し滑稽で、どの罠も失敗続き。とうとうおじいさんは自分が夜中に待ち伏せることに。そしてとうとう捕まえた芋泥棒!しかし、この芋を育てたのは太陽や土で、この土地はもともとおれたちのすみかだと言い、盗みを認めようとしません。さてさて本当に悪いのはどちらなのでしょうか?
     この絵本を作った豪華な二人のお話と絵の迫力に最後まで目が離せませんよ!

    (2017年1月30日)

商品内容

要旨

はたけにそだったりっぱなおいも。あるひとつぜんぬすまれた。さて、ほんとうのいもどろぼうは?

おすすめコメント

おじいさんが丹精込めて育てたさつまいも。今年のできはいいぞ、とほくほく喜んでいたら、そのおイモが盗まれた!誰が盗んだんだ大事なおいも。いもどろぼうを捕まえようとおじいさんは大奮闘。とうとうつかまえたと思ったいもどろぼうは、ウリボウたち。ところがウリボウやどうぶつたちは、さつまいもを作ったのは太陽や土。だからこのおイモはぼくたちのもの、とゆずらない。さてさてほんとうに悪いのはおじいさん?ウリボウ? きむらゆういちさんとたじまゆきひこさんが、はじめて一緒に挑んだ意欲作!

著者紹介

きむら ゆういち (キムラ ユウイチ)  
1948年東京都生まれ。多摩美術大学卒。造形教育の指導、テレビ幼児番組のブレーンなどを経て、現在、絵本、童話の創作、戯曲、コミックの原作など広く活躍している。『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞。『オオカミのおうさま』(絵・田島征三、偕成社)で日本絵本賞受賞
たじま ゆきひこ (タジマ ユキヒコ)  
1940年大阪府堺市生まれ。画家。京都市立美術大学工芸科卒。『じごくのそうべえ』(童心社)で絵本にっぽん賞、『祇園祭』(童心社)で世界絵本原画展金牌、『火の笛 祇園祭絵巻』(共作・西口克己、童心社)で小学館絵画賞、『はじめてふったゆき』(共作・竹内智恵子、復刊ドットコム)でライプチヒ国際図書デザイン展銀賞、『ふしぎなともだち』(くもん出版)で日本絵本賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)