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夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か 世界をリードする日本の科学技術

ブルーバックス B−1980

出版社名 講談社
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-06-257980-3
4-06-257980-4
税込価格 1,100円
頁数・縦 238P 18cm

商品内容

要旨

生物に必要な地球上の酸素とエネルギーは植物や藻類が長い時間をかけて「光合成」と呼ばれる太陽光を利用した光化学反応によって蓄積してきた。近い将来直面する環境・エネルギー問題はやはり、太陽光と水だけでエネルギーを創り出し、二酸化炭素を再利用するクリーンな「人工光合成」に頼るしかないのか!?生物の進化を支えてきた光合成のしくみから、夢の新エネルギーを実現するための要素技術までをわかりやすく解説する。

目次

第1章 今なぜ人工光合成なのか
第2章 手本となる天然の光合成―どこが凄いのか?
第3章 人工光合成研究の歴史
第4章 人工光合成への道筋(1)―生物学からのアプローチ
第5章 人工光合成への道筋(2)―色素分子・金属錯体触媒からのアプローチ
第6章 人工光合成への道筋(3)―半導体光触媒からのアプローチ
第7章 人工光合成大規模プラント実現への挑戦
第8章 人工光合成の展望
終章 人工光合成の展開における重要な視点

おすすめコメント

自然に学び、自然を超える 生物に必要な地球上の酸素とエネルギーは植物や藻類が長い時間をかけて「光合成」と呼ばれる太陽光を利用した生化学反応によって蓄積されてきた。近い将来直面するエネルギー問題はやはり、太陽と水だけで高エネルギーを創り出し、二酸化炭素を再利用するクリーンな「人工光合成」に頼るしかないのか?! 生物の進化を支えてきた光合成のしくみから、夢の新エネルギーを実現するための要素技術までをわかりやすく解説する。

著者紹介

井上 晴夫 (イノウエ ハルオ)  
首都大学東京大学院特任教授・人工光合成研究センター長。1969年、東京大学工学部卒。工学博士。文部科学省所管の科学技術振興機構による研究プログラム「さきがけ」の「光エネルギーと物質変換」研究総括、文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究「人工光合成による太陽光エネルギーの物質変換」(略称:AnApple)領域代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)