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謝罪大国ニッポン

星海社新書 92

出版社名 星海社
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-06-138597-9
4-06-138597-6
税込価格 924円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

もう、謝るな。日本人はなぜ謝り続けるのか。終わりなき“謝罪の輪廻”の本質を暴く。

目次

第1章 悪い謝罪、良い謝罪(ベッキーの謝罪は、「大事な人」順に行われた
芸能人の最終目的、CM ほか)
第2章 なぜ、日本で謝罪は儀式となったのか(NHKに映り込んでしまったタレントの不運
当事者でもないのに怒り狂う「怒りの代理人」 ほか)
第3章 謝罪空間インターネット(絶対的正義を振りかざすネット住民たち
「選挙に行くかどうかはオレの勝手」とつぶやいたら… ほか)
第4章 謝罪道(時に企業の存続すら左右する記者会見
謝罪の意思よりも、「反省している感じ」の有無 ほか)
第5章 もう謝るな(「世間」に謝る必要はない
いきすぎた「お客様」たち ほか)

おすすめコメント

日本人は、なぜ謝り続けなければいけないのか? この国に、謝罪のない日はない。致命的な失態はもとより、些細なあやまちですら盛大に揚げ足をとられ、ネットを通して徒党を組んだ「怒りの代理人」の攻撃によって謝罪会見に追い込まれた挙句、今度はその内容を品評され、「反省していない」とさらに騒がれ……。この仕打ちは、新たな標的が現れるまで続き、謝った人をボロボロになるまで追い込む。本書では、ネット編集者・ライター、PRマンとして数多くの謝罪を目撃し体験してきた筆者が、現代社会に渦巻く謝罪の輪迴の実情と原因を、山一破綻会見、東京五輪エンブレム問題、ベッキー不倫騒動など数々の事例とともに検証・分析。“謝罪大国ニッポン”を生き抜くための処世術を語る。

著者紹介

中川 淳一郎 (ナカガワ ジュンイチロウ)  
編集者、PRプランナー、ライター。1973年生まれ。東京都立川市出身。大学卒業後、博報堂CC局で企業のPR業務を担当。2001年に退社し、しばらく無職となったあとフリーライターとなり、その後『テレビブロス』のフリー編集者に。企業のPR活動、ライター、雑誌編集などを経て『NEWSポストセブン』など様々なネットニュースサイトの編集者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)