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クライエントと臨床心理士 こころの「病」と心理療法

出版社名 金剛出版
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-7724-1510-1
4-7724-1510-6
税込価格 4,620円
頁数・縦 300P 22cm

商品内容

要旨

重篤なこころの「病」を抱えたクライエントと向き合う精神科臨床現場において、臨床心理士はどのようにかかわることができるのか。本書では、編者らが主宰する研究会での「事例報告・事例検討・事例研究」を通してお互いに研鑽を積んだ執筆者らによって、クライエントとの心理療法過程が描き出される。

目次

第1部 こころの「病」と臨床心理士の方法―私たちが考える心理療法(臨床心理士の仕事の方法
精神科医療と臨床心理士
こころの「病」と心理療法
クライエントと臨床心理士と心理療法)
第2部 こころの「病」と心理療法の実際―私たちが実践している心理療法(ともに生き残る―慢性統合失調症の女性との心理療法
「私は理解されたいのです」―ある統合失調症の女性との心理療法から学んだこと
“自分”を追い求め続けた女性との心理療法―弥勒(ミロク)の世界と日常とのあいだで
こころを多面的にみていくこと―主体性を見失っていた女性との心理療法を通して
生まれ出てくるものへの恐れと生み出すことへの渇望―思春期女性とのイメージを活かした心理療法
考える存在として、居つづけること―「世話役」として生きる青年期女性との心理療法をめぐって
こころをみつめることの難しさ―摂食障害の女性たちとのかかわりを通して
こころの花に水をやる仕事―生きることにかかわる二事例
自閉スペクトラム症の女性との心理療法―間主体生成論の観点から)