夢の燈影(ほかげ) 新選組無名録
講談社文庫 こ87−1
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2016年9月 |
ISBNコード |
978-4-06-293469-5
(4-06-293469-8) |
税込価格 | 726円 |
頁数・縦 | 303P 15cm |
商品内容
要旨 |
幕末維新を駆け抜け、散っていった新選組。有名幹部たちの華々しい活躍の陰で、語られることのなかった平隊士たちの人生もまたあった。夢、希望、そして家族と生活。彼らに人斬りの志はあったのか。男たちの最後の夢とは。近藤でも土方でも沖田でもない新選組の物語が、ここに始まる。 |
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おすすめコメント
新選組――その人斬りに、志はあったのか。男たちに残された最後の夢は、この女性作家に描かれるのを待っていたのかもしれない。井上源三郎……「おれはここにいていいのか」と自問する齢の離れた幹部。蟻通勘吾……入隊を勧めた従兄は失踪し、「死番」が続く日々。近藤周平……美しい顔をもつ局長の養子。酒井兵庫……粛正された隊士の死を見守る寄越人。山崎丞……敵も味方も監視し続ける監察方。中島登……明治になっても、獄で隊士の絵を描き続ける男。日本の夜明け前――幕末維新を駆け抜け、散っていった「新選組」。幹部たちの華々しい活躍の陰で、語られることのなかった無名隊士たちの人生もまた、あった。夢、希望、そして、家族と生活。縄田一男氏に「『新選組血風録』以来の収穫」と言わしめた、歴史小説界の新星の文庫化。