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読んでいない本について堂々と語る方法

ちくま学芸文庫 ハ46−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2016年10月
ISBNコード 978-4-480-09757-6
4-480-09757-0
税込価格 1,045円
頁数・縦 300P 15cm

商品内容

要旨

本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ―大胆不敵なテーゼをひっさげて、フランス文壇の鬼才が放つ世界的ベストセラー。ヴァレリー、エーコ、漱石など、古今東西の名作から読書をめぐるシーンをとりあげ、知識人たちがいかに鮮やかに「読んだふり」をやってのけたかを例証。テクストの細部にひきずられて自分を見失うことなく、その書物の位置づけを大づかみに捉える力こそ、「教養」の正体なのだ。そのコツさえ押さえれば、とっさのコメントも、レポートや小論文も、もう怖くない!すべての読書家必携の快著。

目次


1 未読の諸段階(「読んでいない」にも色々あって…)(ぜんぜん読んだことのない本
ざっと読んだ(流し読みをした)ことがある本
人から聞いたことがある本
読んだことはあるが忘れてしまった本)
2 どんな状況でコメントするのか(大勢の人の前で
教師の面前で
作家を前にして
愛する人の前で)
3 心がまえ(気後れしない
自分の考えを押しつける
本をでっち上げる
自分自身について語る)
結び

おすすめコメント

本は読んでなくてもコメントできる! フランス論壇の鬼才が心構えからテクニックまで、徹底伝授した世界的ベストセラー。現代必携の一冊!

著者紹介

バイヤール,ピエール (バイヤール,ピエール)   Bayard,Pierre
1954年生。パリ第八大学教授。精神分析家。文学をめぐる様々なパラドックスに着目し、創造的批評論を展開する。20タイトルに及ぶその著書は、各国語に翻訳されている
大浦 康介 (オオウラ ヤススケ)  
1951年生。京都大学教授。専門は文学・表象理論、フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)