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狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ

出版社名 新潮社
出版年月 2016年10月
ISBNコード 978-4-10-477402-9
4-10-477402-2
税込価格 3,300円
頁数・縦 666P 20cm

商品内容

文学賞情報

2016年 第68回 読売文学賞 評論・伝記賞受賞
2017年 第39回 講談社ノンフィクション賞(第41回より賞名変更)受賞
2016年 第67回 芸術選奨・文部科学大臣賞(文学関係)受賞

要旨

島尾夫妻それぞれの日記や手紙、草稿、ノート、メモなど、膨大な未公開資料によって妻・ミホの生涯を辿る、渾身の決定版評伝。

目次

「死の棘」の妻の場合
戦時下の恋
二人の父
終戦まで
結婚
夫の愛人
審判の日
対決
精神病棟にて
奄美へ
書く女へ
死別
最期

おすすめコメント

戦後文学史に残る伝説的夫婦の真実に迫り、『死の棘』の謎を解く衝撃大作。島尾敏雄の『死の棘』に登場する愛人「あいつ」の正体とは。日記の残骸に読み取れた言葉とは。ミホの「『死の棘』の妻の場合」が未完成の理由は。そして本当に狂っていたのは妻か夫か――。未発表原稿や日記等の新資料によって不朽の名作の隠された事実を掘り起こし、妻・ミホの切実で痛みに満ちた生涯を辿る、渾身の決定版評伝。

著者紹介

梯 久美子 (カケハシ クミコ)  
1961(昭和36)年熊本県生れ。北海道大学文学部卒業。編集者を経て文筆業に。『散るぞ悲しき』で2006(平成18)年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)