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未来のだるまちゃんへ

文春文庫 か72−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-16-790758-7
4-16-790758-5
税込価格 726円
頁数・縦 269P 16cm

商品内容

要旨

『だるまちゃんとてんぐちゃん』など数多の人気絵本を世に送り出してきた著者。19歳で敗戦を迎え、態度を変えた大人に失望した著者は「子供達のために役に立ちたい」と、セツルメント活動に励むようになる。そこでは、絵本創作の原点となる子供達との出会いがあった。全ての親子へ贈る、希望のメッセージ。

目次

第1章 僕が子どもだった頃(子どもたちが先生だった
だるまちゃんには子どもたちの姿が宿っている ほか)
第2章 大人と子どものあいだ(飛行機乗りになりたかった
声の音楽と中村草田男先生のこと ほか)
第3章 大切なことは、すべて子どもたちに教わった―セツルメントの子どもたち(セツルメントの子どもたち
子どもは鋭い観察者 ほか)
第4章 人間対人間の勝負―絵本作家として(紙芝居だった『どろぼうがっこう』
人間はみんなプチ悪 ほか)
第5章 これからを生きる子どもたちへ(四十年ぶりの続編
この世界の端っこで ほか)

おすすめコメント

『だるまちゃんとてんぐちゃん』で知られる著者の歩んできた道のりとは? 90歳の国民的絵本作家から、未来への希望のメッセージ。

著者紹介

かこ さとし (カコ サトシ)  
絵本作家、児童文化研究者。1926年福井県生まれ。東京大学工学部応用化学科卒。工学博士。技術士(化学)。大学卒業後は民間企業の研究所に勤務しながら、セツルメント活動に従事。子ども会で紙芝居や幻灯などの作品を作り、59年『だむのおじさんたち』で絵本作家の道へ。科学絵本も多く手がけ、作品数は600点以上にのぼる。2008年菊池寛賞、2009年日本化学会より特別功労賞受賞。2013年福井県越前市に「かこさとし ふるさと絵本『〓(らく)』」が開館した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)