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最後の資本主義

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-492-44440-5
4-492-44440-8
税込価格 2,376円
頁数・縦 346,17P 20cm

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商品内容

要旨

中間層の消滅を警告し続けた経済学者、米国の良心、絶望と希望を語る。「トランプ誕生!」の深層。

目次

第1部 自由市場(支配的な見方
資本主義の五つの構成要素
自由と権力 ほか)
第2部 労働と価値(能力主義という神話
CEO報酬の隠れた仕組み
ウォール街の高額報酬のカラクリ ほか)
第3部 拮抗勢力(ここまでのまとめ
資本主義に対する脅威
拮抗力の衰退 ほか)

おすすめコメント

ライシュの提案する、新しい資本主義の形。政府か市場か、の二者択一ではなく、市場メカニズムの根幹となる市場のルールを見直すことで、資本主義を壊すことなく、サステナブルな資本主義を構築できる。市場メカニズムのルール自体が、勝者だけが勝ち続け、富が一方的に上方に移動するような仕組みになっている。ここにメスを入れずして、ゲーム終了時の所得再分配の率だけを議論しても意味がない。ルールそのものを、そして資本主義そのものを、一部の勝者のためだけに利するものではなく、大勢の人が生き残っていけるようなものにしていこう。このままでは、人間の働くことの価値はますます小さくなり、稼ぐことのできるものは資本のみとなってしまう。技術が発達し、ロボットがどんなにすばらしい財・サービスを提供できても、それを買うことのできる層は消滅する。そしてロボットが代替するのは単純労働だけではないのだ。頭脳労働でさえも、ロボットにとって代わられる時代が来ている。今こそ、新しいルールの下で資本主義を立て直さなければならない。そうでないと、資本主義はその土台部分から壊れてしまう。

著者紹介

ライシュ,ロバート・B. (ライシュ,ロバートB.)   Reich,Robert B.
1946年、ペンシルバニア州に生まれる。ハーバード大学教授、ブランダイス大学教授などを経て、現在、カリフォルニア大学バークレー校公共政策大学院教授。ビル・クリントン政権での労働長官をはじめ3つの政権に仕えたほか、オバマ大統領のアドバイザーも務めた。雑誌『アメリカン・プロスペクト』の共同創立編集人であり、市民団体「コモン・コーズ」会長を務める。2003年、経済・社会思想における先駆的業績によりバーツラフ・ハベル財団賞受賞
雨宮 寛 (アメミヤ ヒロシ)  
コーポレートシチズンシップ代表取締役。コロンビア大学ビジネススクール経営学修士およびハーバード大学ケネディ行政大学院行政学修士。モルガン・スタンレーおよびクレディスイスにおいて資産運用商品の商品開発を担当。2006年コーポレートシチズンシップを創業。明治大学公共政策大学院兼任講師、法政大学現代福祉学部兼任講師。DWMアセットマネジメント日本代表。CFA協会認定証券アナリスト。NPO法人ハンズオン東京副代表理事。日本Bコーポレーション推進支援委員会
今井 章子 (イマイ アキコ)  
昭和女子大学教授。コーポレートシチズンシップ取締役。ハーバード大学ケネディ行政大学院行政学修士。英文出版社にて外交評論誌の編集に携わる。ジョンズホプキンス大学ライシャワー東アジア研究所客員研究員、東京大学法学政治学研究科客員研究員等を経た後、政策シンクタンクにて提言などの国内外への広報、海外専門家との政策対話、CSR研究などに従事。現在、昭和女子大学グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科教授として、グローバル化による社会課題やリーダーシップの在り方、CSR(企業の社会的責任)などについて研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)