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生命と死のあいだ 臨床哲学の諸相

出版社名 河合文化教育研究所
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-7772-0454-0
4-7772-0454-5
税込価格 4,400円
頁数・縦 227P 22cm

商品内容

要旨

精神病理学と哲学から“生命”に迫る。私たちの個別的な生が成り立つのは、その終焉に不可避の死を臨むからであるが、この死すべき個体(ビオス)の根底には、更に生と死の両方を育む大きな“生命”ゾーエーが息づく。ビオスとゾーエーの生命論的差異を軸に、“生命”の重層的意味を改めて問い直した魅力的な論考集。

目次

座談会・生と死のあいだで
1 生命―ビオスとゾーエー(見られることと生きること―身体の精神病理をめぐって
マニーの精神病理―生命論的考察
生と死のゲシュタルトクライス
バイオエピステモロジーとは何か―“ニュートン主義の罠”と分子生物学的生命観の脱構築)
2 生きられる死(がんとともに生きる
“遠隔的知識”としての死
内なる死のまなざし―てんかん、デジャヴュ、臨死体験
脱け去った死でもなく、襲い来る死でもなく)

著者紹介

木村 敏 (キムラ ビン)  
1931年生まれ。京都大学名誉教授。河合文化教育研究所主任研究員・所長。精神病理学
野家 啓一 (ノエ ケイイチ)  
1949年生まれ。東北大学名誉教授。東北大学総長特命教授。哲学、科学基礎論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)