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昭和天皇の戦争 「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと

出版社名 岩波書店
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-00-061177-0
4-00-061177-1
税込価格 2,640円
頁数・縦 303P 20cm
シリーズ名 昭和天皇の戦争

商品内容

要旨

軍部の独断専行に心を痛めつつ、最後は「聖断」によって日本を破滅の淵からすくった平和主義者―多くの人が昭和天皇に対して抱くイメージははたして真実だろうか。昭和天皇研究の第一人者が従来の知見と照らし合わせながら「昭和天皇実録」を読み解き、「大元帥」としてアジア太平洋戦争を指導・推進した天皇の実像を明らかにする。

目次

第1部 大元帥としての天皇―軍事から見た「昭和天皇実録」の特徴(国務と統帥の統合者としての昭和天皇
軍事と政治・儀式のはざま)
第2部 昭和天皇の戦争―即位から敗戦まで(軍部独走への批判から容認へ―満洲事変期
戦争指導・作戦指導の確立―日中戦争期
アジアとの戦争/欧米との戦争―南進と開戦
悪化する戦況と「国体護持」―戦争指導と敗戦)

おすすめコメント

平和主義者とされる昭和天皇が全軍を統帥する大元帥であったことを「実録」を読み解きながら明らかにする。

著者紹介

山田 朗 (ヤマダ アキラ)  
1956年大阪府生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。明治大学文学部教授。日本近現代政治史・軍事史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)