• 本

ブレイクスルーへの思考 東大先端研が実践する発想のマネジメント

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-13-043037-1
4-13-043037-8
税込価格 2,420円
頁数・縦 259P 20cm

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要旨

1987年に発足した東大先端研(東京大学先端科学技術研究センター)は、「これまでの大学の殻を破るまったく新しい研究機関」として、さまざまな研究分野を横断したユニークな研究を、産学連携体制のもと推進している。現在は、材料、環境・エネルギー、情報、生物医化学、バリアフリー、社会科学という社会のニーズに対応する6カテゴリーで、基礎から応用に至る幅広い研究が行われている。本書は、同センターの広報誌「RCAST NEWS」の連載対談企画をもとにしたもの。所長の神?亮平教授が11人の先端研所属の研究者にインタビューし、研究内容、研究へのアプローチ・発想法、科学・技術に対する考え、社会との関わりなどについて話を聞いている。ダイジェストでは、これまでになかった学問分野「渋滞学」を提唱する西成活裕教授、自らも障害を抱えながら、障害者自身が仲間や周囲の助けを借りつつ「自分自身」を探究する「当事者研究」を推進する熊谷晋一郎准教授のインタビューを取り上げた。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2016年2月15日]

商品内容

要旨

世界のトップを走る東大先端研研究者たちの型破りな発想法。新しい発想を生み出すヒントがここにある!斬新な視点と異色のコラボから生まれる大胆な創造力。

目次

1 ブレイクスルーへの視点(人がやらないことこそ面白い―隙間という視点
ニーズを組み合わせて新しい価値を生み出す―デザインという視点
「単純化」の罠に陥らない―システムという視点)
2 連携によるブレイクスルー(それぞれのリーダーシップ―マネジメントと連携
差異を超えて伝えるコミュニケーション―コミュニケーションと連携
客観視することで困難を克服する―環境との連携 ほか)
3 ブレイクスルーからの創造(誰かがやらなければならない―実験による創造
再生可能エネルギーの開発は学問の総合格闘技―総合力による創造
すべての経験の集結としての開発―経験による創造 ほか)

著者紹介

神〓 亮平 (カンザキ リョウヘイ)  
東京大学先端科学技術研究センター所長。1986年筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了。理学博士。アリゾナ大学博士研究員、筑波大学生物科学系教授等を経て、2004年東京大学大学院情報理工学系研究科教授。2006年東京大学先端科学技術研究センター教授、2013年4月より副所長、広報委員長、2016年4月より現職。日本比較生理生化学会前会長。生物の環境適応能(生命知能)の神経科学に関する研究に取り組み、特定の匂いを検出するセンサ昆虫や昆虫操縦型ロボット、「京」コンピュータによる昆虫脳の再現など、昆虫機能を再現した匂いセンサ・探索ロボット・脳の研究が注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)