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コカ・コーラで5兆円市場を創った男 「黒いジュース」を日本一にした怪物 高梨仁三郎

出版社名 WAVE出版
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-86621-047-6
4-86621-047-8
税込価格 1,650円
頁数・縦 182P 19cm

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要旨

自販機やコンビニなどで誰もが気軽に購入し、口にする清涼飲料。缶コーヒー、お茶、炭酸飲料などすべてを含むその市場は、例年5兆円規模に達している。日本でこれほどまでに日常的に飲まれるようになったのには、戦後すぐに米国からコカ・コーラが輸入され、普及したことが大きい。米国の本社と交渉し輸入契約を取りつけ、規制や業界の反対を押し切ってコカ・コーラ事業を日本で展開した人物が、故・?梨仁三郎氏である。本書では、「日本におけるコカ・コーラ創業の父」と呼ばれる?梨氏の足跡とエピソードを辿りながら、その「みんなで幸せになろう」をモットーとする経営哲学、人物像に迫っている。著者は元東京コカ・コーラボトリング社員で、営業、企画開発などのプロジェクトを担当。現在は、監修者の市川覚峯氏が代表理事である一般社団法人企業家ミュージアムの常務理事を務める。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2017年3月1日]

商品内容

要旨

時は敗戦後の混乱期。清涼飲料の市場など、ないに等しいほど小さい日本では、コカ・コーラは日本人にとって、「おいしくない黒いジュース」としか映らなかった。しかしただ一人、鋭い先見力でその商品力、事業性、成長性、さらに雇用などの波及効果を見抜き、立ちはだかるいくつもの高い壁、圧力に挑み続けた男がいる。「日本におけるコカ・コーラ創業の父」と呼ばれる高梨仁三郎である。「怪物」ともいわれた高梨仁三郎が、ヒト、モノ、カネ、情報にどのように接してどう経営していたのか?ビジネスマン必読の一冊。

目次

第1章 どん底でコカ・コーラビジネスをつかむ
第2章 経営破綻、四面楚歌を切り抜ける
第3章 挑戦と先見力で成功へと導く
第4章 どのように人と接するか
第5章 戦略家仁三郎の巧妙な作戦
第6章 「みんなで幸せになろう」の実現

おすすめコメント

「こんな黒い飲み物が、日本で飲まれるはずがない!」四面楚歌の中で米国人と戦い、「日本を幸せにする経営」を貫き、国内外から「怪物」と恐れられた創業者、高梨仁三郎の理念と精神。

著者紹介

市川 覚峯 (イチカワ カクホウ)  
1947年生まれ。産業能率大学研究員として大企業の指導を行い、(株)山城経営研究所に経営道フォーラムを創設し経営者教育を手がける。「日本人の美しい心の復興」という志を立て、高野山・比叡山・大峰山などで千二百日の荒行を重ね、下山後、日本的経営思想の復興・普及のために日本経営道協会を設立、2015年には日本が誇る企業家の思想を継承・発信するために一般社団法人企業家ミュージアムを設立し、代表理事として日々普及啓発の活動をしている
太田 猛 (オオタ タケシ)  
1948年生まれ。東京コカ・コーラボトリングに入社し、営業、企画開発などのプロジェクトを担当。その後、(株)エフブイ東京、ティー・アール・ベンディング・ネットワーク(株)、(株)ネオフレックス、アーバンベンディックスネットワーク(株)の社長を務め、その間に日本自動販売協会幹部も経験するなど、コカ・コーラと清涼飲料全体の拡販業務に携わる。その後、日本経営道協会、企業家ミュージアムの常務理事として理念経営の普及活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)