JR上野駅公園口
河出文庫 ゆ3−3
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2017年2月 |
ISBNコード |
978-4-309-41508-6
(4-309-41508-3) |
税込価格 | 660円 |
頁数・縦 | 181P 15cm |
商品内容
要旨 |
一九三三年、私は「天皇」と同じ日に生まれた―東京オリンピックの前年、男は出稼ぎのために上野駅に降り立った。そして男は彷徨い続ける、生者と死者が共存するこの国を。高度経済成長期の中、その象徴ともいえる「上野」を舞台に、福島県相馬郡(現・南相馬市)出身の一人の男の生涯を通じて描かれる死者への祈り、そして日本の光と闇…。「帰る場所を失くしてしまったすべての人たち」へ柳美里が贈る傑作小説。 |
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【2020年 全米図書賞 翻訳文学部門受賞】 東京オリンピックの前年、出稼ぎのため上野駅に降り立った男の壮絶な生涯を通じ柳美里が描く、居場所を失くしたすべての人へ贈る物語