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1984年の歌謡曲

イースト新書 080

出版社名 イースト・プレス
出版年月 2017年2月
ISBNコード 978-4-7816-5080-7
4-7816-5080-5
税込価格 998円
頁数・縦 279P 18cm

商品内容

要旨

「田舎」と「ヤンキー」を仮想敵にした“シティ・ポップ”―バブル経済前夜、1984年は日本の歌謡曲においても大きな転回点だった。70年代から始まった「歌謡曲とニューミュージックの対立」は、「歌謡曲とニューミュージックの融合」に置き換えられた。同時に、「シティ・ポップ」=「東京人による、東京を舞台とした、東京人のための音楽」が誕生。それは都会的で、大人っぽく、カラカラに乾いたキャッチコピー的歌詞と、複雑なアレンジとコードを駆使した音楽であり、逆に言えば、「田舎」と「ヤンキー」を仮想敵とした音楽でもあった。1984年、それは日本の大衆音楽が最も洗練されていた時代―。

目次

第1章 1984年の歌謡「曲」(安全地帯『ワインレッドの心』
わらべ『もしも明日が…。』
中森明菜『北ウイング』 ほか)
第2章 1984年の歌謡「人」(作曲家オブ・ザ・イヤー
作詞家オブ・ザ・イヤー
編曲家オブ・ザ・イヤー ほか)
第3章 1984年の歌謡「界」(歌謡曲とニューミュージックの融合
「シティ・ポップ」の誕生
チェッカーズという「違和」 ほか)

おすすめコメント

そして、邦楽の全面東京化=<シティ・ポップ>が誕生した。

著者紹介

スージー鈴木 (スージースズキ)  
1966年大阪府東大阪市生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。音楽評論家、野球文化評論家、早稲田大学スポーツ科学部講師として活動。音楽評論の領域としては、昭和歌謡から最新ヒット曲まで、邦楽を中心に幅広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)