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スマホを落としただけなのに

宝島社文庫 Cし−7−1 このミス大賞

出版社名 宝島社
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-8002-7066-5
4-8002-7066-9
税込価格 715円
頁数・縦 403P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 麻美が彼氏に電話をかけたら、出たのは知らない男。
    タクシーでスマホを拾った、とのこと。
    スマホの待ち受けが麻美の写真だったばっかりに、麻美は男に気に入られてしまうのです。
    ただ気に入られただけならまだしも、拾った男は連続殺人鬼、、、。

    拾ったスマホとSNS。ありとあらゆることがわかってしまうのです。
    気軽に使えるから余計に恐ろしい。
    自分が落としたわけじゃなくても、何がしかの形で繋がってるから他人事じゃないのです。背筋が冷えました。

    麻美の視点、男の視点から描かれているので、現状に対するそれぞれの温度差に「志村!うしろ!」的な気持ちを抱いたり、
    犯人の正体に「なんということ、、、!」と呻いたり、素材だけでなく物語も存分に楽しめる1冊です。

    (2018年5月2日)

商品内容

要旨

麻美の彼氏の富田がタクシーの中でスマホを落としたことが、すべての始まりだった。拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる凶器へと変わっていく。一方、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され…。

出版社・メーカーコメント

第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品は、二転三転する恐怖のサイバーサスペンスです! 麻美の彼氏の富田がスマホを落としたことが、すべての始まりだった。 拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。 麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。 セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる狂気へと変わっていく。 いっぽう、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され……。

著者紹介

志駕 晃 (シガ アキラ)  
1963年生まれ。明治大学商学部卒業。現在は都内のラジオ局勤務。第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『スマホを落しただけなのに』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)