• 本

若冲

文春文庫 さ70−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-16-790825-6
4-16-790825-5
税込価格 825円
頁数・縦 393P 16cm

商品内容

要旨

京は錦高倉市場の青物問屋枡源の主・源左衛門―伊藤若冲は、妻を亡くしてからひたすら絵に打ち込み、やがて独自の境地を極めた。若冲を姉の仇と憎み、贋作を描き続ける義弟・弁蔵との確執や、池大雅、与謝蕪村、円山応挙、谷文晁らとの交流、また当時の政治的背景から若冲の画業の秘密に迫る入魂の時代長篇。

おすすめコメント

緻密な構図や大胆な題材、新たな手法で京画壇を席巻した天才は、彼を憎み自らも絵師となった亡き妻の弟に悩まされながら描き続ける。

著者紹介

澤田 瞳子 (サワダ トウコ)  
1977年、京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士課程(前期)修了。時代小説のアンソロジー編纂などを行い、2010年、『孤鷹の天』で小説家デビュー。2011年、同作で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。2012年の『満つる月の如し 仏師・定朝』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、第32回新田次郎文学賞受賞。2016年には『若冲』で第5回歴史時代作家クラブ賞作品賞と、第9回親鸞賞を受賞、「この時代小説がすごい!」単行本部門第1位となり、直木賞の候補にもなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)