愛憎の檻
文春文庫 ふ1−67 獄医立花登手控え 3
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2017年4月 |
ISBNコード |
978-4-16-790834-8
(4-16-790834-4) |
税込価格 | 649円 |
頁数・縦 | 318P 16cm |
商品内容
要旨 |
新しい女囚人おきぬは、顔も身体つきもどこか垢抜けていた。下男を手なずけ貢がせるしたたかさに、登は入牢のきっかけとなる事件を探るが、どこか腑に落ちない。一方、従妹おちえの友人おあきが自分を訪ねてきたと聞き、とある約束をしていた登は慌てるが―。青年獄医の成長と葛藤を描いた傑作連作集第三弾。 |
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おすすめコメント
藤沢周平の代表的時代連作集「立花登」シリーズ全4巻の3巻目。医者になる夢を叶えるべく江戸に出た登を迎えたのは、はやらない町医者の叔父と、口うるさい叔母、驕慢な娘ちえ。居候としてこき使われながらも、叔父の代診や小伝馬町の牢医者の仕事を黙々とこなしている。新しい女囚人おきぬは、顔も身体つきもどこか垢抜けていた。下男を手なずけ貢がせるしたたかさに、登るは牢に入るきっかけとなる事件を探るが――。起倒流柔術の妙技とあざやかな推理で、若き青年医師が、獄舎にもちこまれるさまざまな事件を解いていく。『愛憎の檻』には、「秋風の女」「白い骨」「みな殺し」「片割れ」「奈落のおあき」「影法師」の6篇を収録。解説・佐生哲雄(松竹プロデューサー) 82年に中井貴一主演で連続ドラマ化。そして2016・2017年に溝端淳平主演で、NHK BSプレミアムにて連続ドラマ化。