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増殖するフランケンシュタイン 批評とアダプテーション

出版社名 彩流社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-7791-2315-3
4-7791-2315-1
税込価格 3,740円
頁数・縦 328,28P 20cm

商品内容

要旨

誕生から200年―なぜ、『フランケンシュタイン』は多くの解釈を生み出し、甦り続けるのか?現代の視点から分析する第一部と、演劇・小説・映画・マンガ等、多種多様な「翻案・改作」をめぐる第二部で構成。

目次

フランケンシュタインの子供たち
第1部 批評(メアリ・シェリーと菜食主義サークル―怪物の食生活をめぐって
語られなかった物語―『フランケンシュタイン』と「梅毒」
『フランケンシュタイン』のおぞましい家族―メアリ・シェリーの怪物的自伝
モンスターとは誰か?―ポストコロニアル批評と小説『フランケンシュタイン』
カロリーヌの影のもとに―『フランケンシュタイン』における欲望のありか)
第2部 アダプテーション(「起源」への問い―『フランケンシュタイン』と“共感”の哲学
舞台のうえの怪物―R.B.ピーク『プリザンプション』の異種混淆性
フランケンシュタイン翻案小説の系譜―SFからポストモダンへ
怪物の花嫁たち―フランケンシュタイン映画史の試み
変容する怪物―マンガにおける『フランケンシュタイン』)

著者紹介

武田 悠一 (タケダ ユウイチ)  
元南山大学教授、同大学非常勤講師。著書:『読みの抗争―現代批評のレトリック』(彩流社、2012年)、『フランケンシュタインとは何か―怪物の倫理学』(彩流社、2014年)
武田 美保子 (タケダ ミホコ)  
京都女子大学教授。著書:『ギッシングを通して見る後期ヴィクトリア朝の社会と文化―生誕百五十年記念』(共著、渓水社、2007年)、『イギリス文化事典』(共著、丸善出版、2014年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)