書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
-
-
-
おすすめ度
- (有)フジヤ書店 (北海道網走市)
20歳の茉莉は不治の病にかかり余命が10年であると知る。20歳の茉莉にとって10年という時間は長いようでとても短い時間だった。入院中たくさんの治療をしたが、結局は無駄なものだった。退院した茉莉は小学校の同級生との同窓会に参加する。当時とは違って、どんどん前に進んでいる皆と、取り残されていく茉莉。そんな茉莉はそこで和人と出会い彼にひかれていく。お互いを思う気持ちは同じなのに、一緒にいることはできない二人。茉莉は残された人生をどう生きていくのか。
私はこの本を読んで死んでいく人とその先を生きる人のすれ違いや悲しさを感じました。普段「死」というものについて考えることはあまりないけれど、この本を通して命がどれほど大切で儚いものか知ることができました。悲しく切ないラブストーリーです。
(呼人中学校 職場体験 学習研修生 鬼がかってる)(2019年10月30日)
-
おすすめ度
-
商品内容
要旨 |
20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。何かをはじめても志半ばで諦めなくてはならない。未来に対する諦めから死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、恋はしないと心に決める茉莉だったが……。涙よりせつないラブストーリー。 |
---|
おすすめコメント
「ちゃんと生きて!」死ぬと分かっている者にできるのは残された者への思いやりだった。二十歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。何かをはじめても志半ばで諦めならなくてはならない。未来に対する諦めから死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、恋はしないと心に決める茉莉だったが……。涙よりせつないラブストーリー。
出版社・メーカーコメント
20歳の茉莉は不治の病にたおれ、余命は10年であることを知る。未来に対する諦めから、死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、恋はしないと心に決める茉莉だったが…。