「男はつらいよ」を旅する
新潮選書
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2017年5月 |
ISBNコード |
978-4-10-603808-2
(4-10-603808-0) |
税込価格 | 1,925円 |
頁数・縦 | 286P 20cm |
商品内容
要旨 |
西行や種田山頭火のように放浪者であり、鴨長明や尾崎放哉や永井荷風のように単独者であった車寅次郎。すぐ恋に落ち、奮闘努力するもズッコケ続きで、高倉健の演じる役とは対照的な男―。なぜ、彼はかくも日本人を惹きつけるのか?リアルタイムで「男はつらいよ」全作品を見続けた著者もまた旅に出て、現代ニッポンのすみずみで見つけたものとは。寅さんの跡を辿って“失われた日本”を描き出すシネマ紀行文。 |
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目次 |
沖縄のことも何も知らなかった |
おすすめコメント
寅さんが見たものは、もはや決定的に失われた風景、人情、そしてニッポン。「寅さんの負け犬ぶりにいまだに共感する」という著者が、〈美しきもの見し人〉車寅次郎の旅路を追って、「男はつらいよ」全作品を詳細に読み解きながら、北海道知床から沖縄まで辿り歩いた画期的シネマ紀行文。なぜ、あのいつもずっこける放浪者はかくも日本人に愛されるのか? 映画に動態保存?された「時代」がいま甦る。