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反脆弱性 不確実な世界を生き延びる唯一の考え方 上

出版社名 ダイヤモンド社
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-478-02321-1
4-478-02321-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 410P 20cm
シリーズ名 反脆弱性

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要旨

以前ならば考えられなかったような「ありえない」出来事が毎日のように起こると言っても過言でない現代。不確実性、不透明性は日に日に増していると感じる人は少なくないだろう。そうした変化や負荷に対し、私たちはどう対処していけばいいのか。ベストセラー『ブラック・スワン』(ダイヤモンド社)で全世界に衝撃を与えた“知の巨人”の一人である著者は、本書で「反脆(はんもろ)さ」という概念を提示し、その疑問に答えている。「反脆さ」とは、不確実性、変動性、ランダム性、無秩序性などを帯びたストレスにさらされた時に、それを味方につけ、却って「脆さ」を克服することを指す。不確実な環境のもとで未来に起こることを予測するのは困難だが、システムの「脆さ」「反脆さ」を測れば、それらによってどんな変化がもたらされるかを理解できるのだという。上下巻で、上巻には全25章中、第16章までを収録。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2017年08月02日]

商品内容

要旨

経済、金融から、人生、そして愛まで―。この世界で私たちがいかに生きるべきか、すべてに使える思考のものさし「脆弱/頑健/反脆弱」をもとに解き明かす。

目次

プロローグ(風を愛するには
反脆さ ほか)
第1部 反脆さとは(ダモクレスとヒュドラーの間で
過剰補償と過剰反応はどこにでもある ほか)
第2部 現代性と、反脆さの否定(青空市とオフィス・ビル
ランダム性は(ちょっとなら)すばらしい! ほか)
第3部 予測無用の世界観(デブのトニーとフラジリスタたち
セネカの処世術 ほか)
第4部 オプション性、技術、そして反脆さの知性(タレスの甘いぶどう―オプション性
鳥に飛び方を教える―ソビエト=ハーバード流の錯覚 ほか)

おすすめコメント

「万にひとつ」が明日来る――。『まぐれ』『ブラック・スワン』のタレブが、経済、金融から、テクノロジー、人生、健康、そして愛まで、この不確実な世界で不確実性を飼いならし、したたかに生き延びるための唯一の考え方「反脆弱性」について語り尽くす。

著者紹介

タレブ,ナシーム・ニコラス (タレブ,ナシームニコラス)   Taleb,Nassim Nicholas
文筆家、トレーダー、大学教授および研究者という三つの顔を持つ、現代の急進的な哲学者。主な研究テーマは「不透明性のもとでの意思決定」、つまり人間にとって理解不能な世界で生きていくための地図やルールについて考えること。レバノンでギリシア正教の一家に生まれ、ウォートン・スクールでMBAを、パリ大学で博士号を取得。現在、ニューヨーク大学タンドン・スクール・オブ・エンジニアリングでリスク工学の教授を務める
望月 衛 (モチズキ マモル)  
大和投資信託株式会社リスクマネジメント部。京都大学経済学部卒業、コロンビア大学ビジネススクール修了。CFA、CIIA。投資信託等のリスク管理やパフォーマンス評価に従事
千葉 敏生 (チバ トシオ)  
翻訳家。1979年神奈川県生まれ。早稲田大学理工学部数理科学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)